










当院ではボツリヌス療法を行っております。
リハビリテーションとボツリヌス療法を並行して行うことで、リハビリテーションが行いやすくなります。ボツリヌス療法とは、ボツリヌストキシンを有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。緊張している筋肉をやわらげることができます。
この治療法は世界中の国々で認められており、日本でも疾患によっては医療保険の適応が認められています。
ボツリヌス療法の保険適応疾患
●手足の筋肉がやわらかくなり、動かしやすくなります。
●リハビリテーションが行いやすくなります。
●筋肉のつっぱりをやわらげることにより、痙縮による痛みを減らすことができます。
●関節が固まったり、変形するのを予防します。
●介護の負担が軽減します。
ボツリヌス療法は安全な治療です。
ボツリヌス菌は食中毒の原因菌であるため、ボツリヌス療法と聞いて不安を感じる方もいらっしゃるかと思いますが、菌そのものを投与する訳ではなく、菌が作り出すボツリヌストキシンという天然の良質なたんぱく質を使用します。
菌自体が体の中に入ることはなく、ボツリヌス菌に感染する恐れはありません。
患者さまの「痙縮の程度」や「日常生活動作で困っていること」「治療を受けられるかどうかの判断」「治療の目標」など医師による診察を行っていきます。
つっぱりのある筋肉に薬を注射します。
当院では、理学療法士、作業療法士などの専門スタッフと医師が連携し、筋肉の動きを確認しながらより効果の高いリハビリテーションを行っています。
治療の効果を確認しながら2回目のボツリヌス治療を行います。
以降は経過観察と治療を繰り返しながらリハビリテーションを進めていきます。
※治療の間隔には個人差があります。
ボツリヌス療法は保険が適応されますが、注射薬自体が非常に高額なため、投与の量(単位)に応じて治療費は大きく変わります。
下記の表は、単位を元にした治療費一覧表です。
単位 | 医療保険3割負担 | 医療保険1割負担 |
---|---|---|
50 | 14,769円 | 4,923円 |
100 | 26,260円 | 8,753円 |
250 | 67,290円 | 22,430円 |
※ほとんどの場合、初期投与では、30~60単位の薬剤が注射されます。
▷厚生労働省ホームページ 高額療養費制度を利用される皆さまへ
当院では、グラクソ・スミスクライン株式会社製のボツリヌス注射を使用しております。サイトでは、痙縮の症状やボツリヌス療法などについて詳細に説明されています。パンフレットのダウンロードも可能ですので、ご参考下さい。